入れ墨・タトゥーで入浴を断られる?
台湾では、かつて刺青に対してネガティブな印象が強かったものの、時代の変化とともに刺青は美しさや芸術を表現する手段として認識されるようになりました。最近では、若い女性の間で落書き風のかわいいタトゥーが流行しています。
しかし、刺青をしている多くの外国人観光客が、日本で温泉文化を体験しようとした際、入浴を断られた経験があるかもしれません。「もう2024年なのに?」と思うかもしれませんが、実際には日本には今でも刺青を理由に入浴を拒否する温泉や銭湯が多く存在します。
日本における「刺青」へのイメージ
以前に比べれば刺青に対する考え方はやや開放的になっていますが、「刺青=ヤクザ」と考える人も少なくありません。特に、多くのヤクザが入れる伝統的な「和彫り」の刺青には強い嫌悪感を抱く人が多いです。今年の夏、小編(筆者)が友人たちと神戸の高級温泉ホテルに宿泊した際、ホテルのウェブサイトには「刺青やタトゥーのあるお客様の入浴はご遠慮ください」と明記されていました。そのため、刺青のある友人は地元文化への配慮として公共浴場の利用を控えました。彼女の刺青がかわいいゾウのデザインだったとしてもです。
刺青のある人でも温泉に入れる!
多くの温泉や銭湯は依然として伝統的で保守的な規制を維持していますが、刺青のある旅行者もがっかりする必要はありません!刺青を許容する施設を探せる「Tattoo Go」などのサイトを活用することで、入浴可能な場所を見つけることができます。また、客室内に温泉風呂がある宿泊施設を予約すれば、他人に気を遣うことなく温泉を満喫できます。
さらに、外国人観光客が多く訪れる地域では、規制がやや緩和されている場合もあります。例えば、昨年、筆者はフライトがキャンセルされ、成田空港近くの温泉カプセルホテルに急遽宿泊しました。そこでは「刺青の範囲が手のひらサイズ以下であれば入浴可能」との規定がありました。ただし、チェックイン時の宿泊情報に「反社会勢力ではない」というご利用確認がありました。
「仮にそうだとしても、自分から認める人がいるかい?」とツッコミたかったのですが、このようなルールがあるということは、日本の一般社会が「ヤクザ」や「暴力団体」という言葉にいかに敏感であるかがわかりました。
筆者:新冒険 staff